人材を採用する際に見ている点

私が採用担当としてまず意識しているのは、採用計画を立てるところから始まります。
現状の会社に必要な人材や人数、採用にかかるコストなどを決定。スタートで採用計画を練っておくのは、この後の採用活動がスムーズに進む秘訣です。

決定した採用計画を元に、人事・採用担当同士で認識の違いや評価項目のすり合わせを行います。人事担当によって注目している点が違うと、公平性の担保ができない上に面接を受ける側にも失礼です。

人間性を測るための判断材料として、コミュニケーション能力・主体性・協調性・誠実性・チャレンジ精神などたくさんありますが、新卒の採用と社会人の採用では何を重要視して評価するかが違ってきます。

学生の採用活動

新卒者は社会経験が少ないので、基礎力や人間性を重要項目としてチェックしています。項目としては以下です。

コミュニケーション能力

対相手と臨機応変に言葉を交わしたり、立ち振舞いを考えたりと幅広く考えられるコミュニケーションですが、仕事においてのコミュニケーション能力とは単に「人付き合いがうまい」というわけではありません。相手の要望を理解したり自分の考えをうまく伝えたりする力です。これらの要素は信頼関係を気づく上でとても大切な力になってくるでしょう。

チャレンジ精神

何事にも挑戦をする、意欲的な人かを見ています。「できない」というマイナスの感情を「やってみる」とポジティブに変換し、仕事に挑める人です。自ら自分の道を切り開き成長するので、新しい発想で高い目標にチャレンジできる人材となるでしょう。

社会人の活動

社会人経験のある中途採用は「即戦力となるか」を見ています。即戦力の判断基準は各企業でバラバラだと思いますが、私は戦力としてどうやって活かすかという視点でチェックしていますよ。

即戦力的要素

前職でのスキルや経験が自社の「業務に役に立つか」を見ています。どの部署へ配属を予定するのかを視野に入れ、精査しなければなりません。職務履歴や自己PRの記載から見極めています。また、本人からも発揮できる能力について明確に話せるかというのもポイントです。自分の能力を客観的に評価できる人は、会社からの評価に対しても意見があがりやすく長期的に良い関係が作りやすいと思っています。

熱意があるかも確認

新卒採用の時も重視するチャレンジ精神です。意欲的でなければ期待できる戦力が十分に発揮されない可能性も。新卒採用の時と意欲を判断する材料は少し違い、自社で働くビジョンや応募の背景から熱意を測ります。内容によっては、リーダーやマネジメント職への挑戦もしてもらいたいです。