総務の仕事とは
総務の仕事は、備品の管理や来客対応、社内行事など、社員が快適に働けるようにサポートする役割があります。
備品の管理
会社のあらゆる「モノ」を管理します。コピー用紙やトナー、その他文房具などの消耗品の発注。机やいすなどのオフィス家具、その他OA機器など、個数や状態を管理します。破損や故障があれば、新たに交換や購入の対応も必要です。
建物の管理
社員が安全で快適に業務ができるよう、環境を整えるのも総務の仕事です。例としては清掃業者の手配や空調の管理、防災設備の管理も該当します。会社がオフィスビルのフロアを借りている場合は、ビル全体の防災活動に参加するケースもあるため、防災訓練のスケジュールを全体に告知する必要があるでしょう。
株主総会の運営サポート
株主総会の企画や運営も総務の主な仕事の1つです。株主へ株主総会の招集通知を送付、会場の確保も担当。当日のプレゼンテーション資料や配布資料の作成も手伝います。企業の規模にもよりますが、配布資料が大量だと印刷業者の手配や発注も必要です。
社内イベントの企画・運営
入社式や社内旅行、納会など、会社ではさまざまなイベントがあります。会社の理念や方向性を伝え意識統一を図る「入社式」や社員同士の親睦を深める「社員旅行」など、目的を持った社内イベントの企画・運営を担当するのも総務の仕事です。年間のスケジュールや予算の報告、社員への告知など、実に多くの仕事があります。イベントの司会を担当する事もあるかもしれません。
人事職と比べて
人事職は主に「ヒト」に関する人材業務全般を担当するのに対して、総務は「モノ」や会社全体に関わる仕事を担当します。人事の担当である人材を管理する業務は、給与や賞与の計算、社会保険などの手続き関係から、人員の配置や確保です。これらの業務は基本的には部署がわかれていますが、会社によってはひとまとめにしているところもあるようです。
総務に向いている人はフットワークが軽い人です。特にイベントの運営や企画などは色々な人とかかわりを持ち、同時に任務を遂行していく必要があります。社内のあらゆる部署と繋がりを持つ総務。社内改善のためにプロジェクトや企画など、積極的に行動を起こすとなれば会社全体を巻き込んだ改革をおこせるかもしれません。総務が担当する仕事内容は、会社によって大きく変わるのも特徴です。
総務関係の仕事もやってみたい
総務のお仕事も人事と似ていて、どちらかちというと「裏方」の仕事です。私は縁の下の力持ち的な仕事が大好きなので、ゆくゆくは「総務関係の仕事もしてみたいな。」と思っています。常に多くの企業が求人を募集しており、未経験からでも総務の仕事に就けます。しかし、総務も人事も専門性が求められる仕事なので、検定や関連資格を取りながらキャリア形成を計画中です。