人事総務検定

人事総務検定とは

人事総務部の知識や実務能力をはかる検定試験で、一般社団法人人事総務スキルアップ検定協会が主催しています。
検定の種類は3級(担当者レベル)・2級(主任レベル)・1級(課長レベル)の3つに分類されているので、人事部や総務部で働く人はもちろん、自分のレベルを把握したい人に適した資格です。

特別認定講習の特徴

資格を取得する前に知っておきたいのは「特別認定講習」のこと。
3級・2級特別認定講習を受講し、限られた時間内にテストを受けると3級・2級を取得できるので、この講習を受けた人は検定試験を受験する必要はありません。ただし、1級にはこの講習が無いので注意しましょう。

特別認定講習のカリキュラムは級ごとによって異なります。
3級の「人事総務リーダー」は、2時間30分×2回の合計2回実施。
1回目は労働保険や社会保険の仕組み、人事総務の主な仕事内容などを学び、2回目は従業員採用・退職の手続きや、給与計算基礎、個人情報保護といった知識を習得します。

2級の「人事総務エキスパート」は、2時間30分×4回の合計4回実施。
4回の講習のなかで、労務管理に関する法律知識および人事書式・労使協定・就業規則の作成や、従業員に関する社会保険・労働保険の手続きなどを学びます。

講義が修了すると、通学講座で講義を受けている人は確認テストを実施。通信講座で学んでいる人は確認テストのほかに、レポートの提出が必要です。
人事総務検定-LECオンラインショップで、3級特別認定講習の冒頭30分を無料WEB受講しているため、講習内容を知りたい人は要チェックです。

人事総務検定の試験日程

各級ともに、3月および10月の年2回行われます。
申し込み方法は LEC各校およびコールセンターで試験前日まで受け付け可能。しかし、各級共に定員が少ないため、希望級が決まっていれば早めに申し込むのが得策です。3級・2級の同日受験はできないので注意しましょう。

人事総務検定を取得するメリット

3級以上に合格すると、一般社団法人人事総務スキルアップ検定協会に会員登録でき、協会主催の研修・イベントに参加できます。
会員限定の無料の研修・イベントはもちろん、有料のイベントであっても会員割引価格で受講可能。
人事・総務の分野で実際に活躍されている方が講師となり、労務管理研修や健康管理研修、人事制度研修を行ってくれます。さまざまな方面から人事職の仕事に関する知識が得られるため、現場でも大いに役立ちます。