ついついスマホを見てしまいます

気付けばスマホに手が伸びてしまうのはなぜ?

仕事で疲れて返ってくれると、少し気分転換ということでスマホに手が伸びて、延々と動画を見てしまうとか、メールやSNSで時間があっという間に過ぎてしまうという方も多いのではないでしょうか。
私も、ちょっと一息つきたいと思ってスマホをいじっていたら、アッという間に1時間、2時間過ぎてしまうということがよくありました。
「一日一生懸命働いたんだから、これはささやかなご褒美だ」と自分に言い聞かせますが、見終わったとに時間を浪費してしまった後悔があることもしばしばでした。

イギリスには、「インターネット依存症クリニック」もあるようで、パソコンやスマホが手放せない、インターネットがなかったら落ち着かないという人が増えているのは世界的な傾向のようです。
スマホをつい見てしまうという習慣をなぜ断ち切れないのか少し調べてみたら、脳のネットワークである、セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)とデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)に関する記事がありました。
CENはなりたい人になれるよう行動を促してくれるもの、DMNは過去の自分の行動が基本になって行動を促すものということでした。

自分がDMN脳になっている人は、「スマホ=楽しい」という思考が出来上がっていて、それに基づき無意識にスマホに手が伸びてしまいます。
ちょうど、慣れた道だと曲がり角などを意識しなくても知らず知らずのうちに正しい方向に曲がっているのと同じ状況だそうです。

スマホを見過ぎないようにするにはどうしたらいい?

スマホを見過ぎないようにするには、「スマホ=楽しい」という思考パターンを変える必要があります。
自分の経験上、まずは「スマホには楽しい面もあるけど、見すぎるならマイナス面が多くなる」ということをインプットすることが大事かと思います。
スマホを見すぎると、時間を浪費して、大事なことができなくなります。
例えば、家族や友人との会話、ゆっくり食事をとることなどです。

また、スマホの見過ぎは健康にも悪いです。
目の筋肉が硬くなってしまうので、目が疲れたり、視力が落ちることがあります。
スマホは近くで見るので、パソコンより、ピント合わせる時の負担は大きいと言われています。

その他に、スマホばかりいじっていると体を動かさなくなるので、肥満につながります。
睡眠障害や鬱などの症状が出ることもあります。
こうしたスマホの見過ぎによるデメリットを理解した上で、一定時間スマホを消音モードにしておくことや、枕元にスマホを置かない、スマホを目覚まし時計代わりにしているなら目覚まし時計を使うなど実際的な策を講じることができるでしょう。