フリーランスとして活躍する

フリーランス人事という働き方

「フリーランス」というと、ITエンジニアやクリエイターのような職種の働き方というイメージがあるのではないでしょうか。私も以前はそうで、人事という仕事を続けていく限り縁のないものだろうと思っていました。しかし先日、元同僚と偶然街で出会い、彼女がフリーランスで人事関係の仕事をしていることを知りました。彼女は今、ベンチャー企業の採用業務をサポートしながら、大学の就職課でアドバイザーをしているのだそう。人事は社員の方々とのコミュニケーションが大事な仕事ですが、そのあたりはどうしているのか聞いてみたところ、Skypeやチャットツールを活用して、時々オフィスに顔を見せるだけでもうまくいっているのだそうです。仕事の話もプライベートの話も、とても楽しそうに話していたのが印象的でした。

これまで縁のないものだと思っていましたが、ライフスタイルの選択肢の一つとして、もっとじっくり検討してもいいかもしれないと思うようになりました。今回はフリーランス人事の元同僚の意見も参考に、フリーランスという働き方のメリット・デメリットについて考えていきます。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスのメリット

フリーランスの魅力は、やはり裁量の大きさのようです。フリーランスは働く場所も、働く時間も、仕事内容も、すべて自分で決められます。例えば人事の中にも採用・研修・内部人事など様々な仕事がありますが、採用業務に特にやりがいを感じているなら、採用業務専門のフリーランス人事として働けます。子育てや介護をしながらでも、自分のスケジュールに合わせて受ける仕事の量を調整できるのもメリットですね。

また、フリーランスは働けば働くほど、スキルアップすればするほど収入を増やせます。歩合制ではない会社員だと月々のお給料はほぼ一定のはずですが、フリーランスで稼ぎたいと思うなら、スキルアップして高単価の仕事に挑戦したり、とにかくたくさんのお仕事をこなしたりすれば、その分収入増加につながるのです。

人間関係のストレスが少ないのもフリーランスのメリットの一つです。フリーランスでもクライアントとのやり取りなどコミュニケーションの機会は多いようですが、相性の悪い人が相手でも、「この仕事の間だけの付き合いなんだ」と思うと割り切って乗り越えられることが多いのだそうです。

フリーランスのデメリット

フリーランスのデメリットは、収入やスケジュールが不安定になりやすいことです。フリーランスは自分から仕事を取りにいかなければなりませんが、自分の条件に合う仕事がなかなか見つからないこともあります。特にフリーランスとして仕事を始めたばかりの時期はどうやって仕事を探せばいいのかもわからなかったと、元同僚はいっていました。彼女は人事・総務系に強いフリーランス紹介サイトに登録したり、会社員時代の人脈を使ったりして仕事をみつけていったのだそうです。

「定時」という概念もないので、仕事が楽しすぎると時間の感覚を見失い、気が付けば働きすぎているなんてこともあるようです。
どんなに仕事が好きでも、体を壊してしまっては元も子もありません。自己管理がしっかりできる人でないと、少し心配ですね。

副業から始めてみるのもアリ

フリーランスには興味がありますが、いきなり今の仕事を辞めてフリーランスになるのには不安があります。
そんな場合は、まず副業から始めてみるのもアリでしょう。副業として始めやすいフリーランスの仕事は、WEBライターやデザイナーでしょうか。特にWEBライターならパソコンとインターネット環境があれば始められますし、需要も高くお仕事がたくさんあるので、週末フリーランサーにチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。