在宅ワークについて考えてみました
今回は「在宅ワーク」というビジネスのカタチについて考えてみようと思います。
というのも、私の勤務先にも在宅ワークをしている女性がたくさんいるのです。人事という立場もあって彼女たちとやり取りする機会が多いのですが、家事や育児と両立しながらいきいきと仕事をしている様子がうかがえて、とても素敵だと感じています。
在宅ワークとは、その名の通り自宅で働く働き方です。在宅ワークとして人気がある仕事には、データ入力やライティング、テープ起こし、プログラミング、WEBデザインなどがあります。
内職とよく似ていますし内職も在宅ワークに含まれることもありますが、一般的に内職は斡旋会社に登録して仕事を紹介してもらい、斡旋会社は「家内労働法」に従わなければならない一方で、在宅ワークにはこれといった法律がないという特徴があります。また、会社員でありながら在宅勤務する働き方も増えてきています。
在宅ワークのメリット・デメリット
在宅ワークのメリット
在宅ワークの場合、勤務地が自宅なので通勤する必要がありません。通勤時間や交通費を削減できますし、満員電車に悩まされることもないのです。また、「在宅」といっても、仕事ができる空間であれば自宅でなくても構わないことがほとんどです。カフェやコワーキングスペースなど、自分にとって仕事がしやすい環境で仕事ができます。会社までの物理的な距離も関係ないので、例えば地方在住でも東京の会社に所属してリモートワークするというような働き方も実現できます。
フリーランスの場合は時間の都合がつけやすいのも魅力の一つでしょう。特に子育てをしている女性は、家で子どもの面倒をみながら仕事することも可能です。自分のペースで働けるのがフリーランス在宅ワークの特徴です。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークは働く場所や時間が自由な働き方です。自己管理が苦手な人は、うまく仕事をこなせないかもしれません。人目がないのでつい怠けてしまい、納期を守れないなどのトラブルがあると、信用を失ってしまうかも。自分でスケジュールやタスクの管理ができる人が、在宅ワークに向いています。
また、在宅ワークは孤独になりがちです。家にこもって仕事をしていると人との交流がなく、同じ仕事をしているチームメンバーとも十分なコミュニケーションがとれない…なんてこともあるようです。私は人事として在宅ワークの方と連絡を取るとき、事務的な内容を伝えるだけでなく、社内の最近の雰囲気を感じられるような内容を付け加えたり、親しみを覚えてもらえるような言葉遣いになるように気を付けたりといった工夫をこらしています。