ストックビジネスとは

ストックビジネスの概要とメリット

ストックビジネスは、クライアントやユーザーから継続的な収益を得られるようなビジネスを指し、家賃収入やサブスクリプションなどが含まれます。
ストックビジネスに対してフロービジネスと呼ばれるものがありますが、これは一時的な取引で収益を得るものでストックビジネスと異なります。

ストックビジネスのメリットの1つは、月額制や年額制になっているので収益が安定するということです。
収益が安定していると、今後の活動やプランも立てやすくなります。
また、クライアントと契約を結んだ後はフロービジネスほどのアフターフォローの必要がありません。
新規契約に集中できるので、ビジネスを効率的に展開できます。

ストックビジネスの事例

ストックビジネスで身近なものは、雑誌や新聞の定期購読です。
紙媒体の場合もあれば、オンラインで読めるものもあり、オンラインの場合、様々な雑誌を取りそろえた「雑誌読み放題サービス」がいくつかあります。
不動産の賃貸で、家賃収入を得るのもストックビジネスです。

健康食品や化粧品なども、定期購入すれば価格が安くなるというメリットを前面に出して、定期購入を勧めストックビジネスにすることができます。
その他に、月謝制や月額制学習塾や習い事のための塾、スポーツジムなどもあります。
自分の特技を生かすことができ、なおかつ安定した収入を得ることができます。
また、子供から大人まで幅広い人を対象に顧客を集めることができるというメリットもあります。

塾などは実際に通うリアルな教室もありますが、ネットスクールの形で行うこともできます。
通話サービスによる外国語の教室、動画による講義の提供などです。

他の事例は、インフルエンサーや著名人、専門知識を持つ人などが立ち上げるオンラインサロンです。
会員になると限定のコンテンツを視聴できたり、同じ趣味や興味を持つ人達が互いに交流することができます。
自分が注目している人からの特別な情報を得られ、仲間との交流も楽しめるということで人気があります。
西野亮廣エンタメ研究所や中田敦彦オンラインサロン「PROGRESS」などは、日本で成功しているオンラインサロンの例です。

ホームページの定期的なメンテナンスもストックビジネスです。
企業の担当者がホームページの扱いに慣れておらず、更新に時間がかる場合や複雑な開発ができない、サイトのトラブルに対応できないなどの問題があると、ホームページの運用やメンテナンスを業者に依頼することがあります。

税理士や弁護士、コンサルタントが契約を結んで、定期的に業務やアドバイスを行うこともあります。
エステも単発契約もありますが、月額制を取り入れストックビジネスを行っているところも多いです。