上京保育士という働き方で給与面の改善を
上京して保育士として働きたいと考えている方もいるかもしれませんね。今回は「東京」に焦点を当てて現状をまとめます。
『賃金構造基本統計調査』によると、東京都の保育士がもらう給与は男性が約31万円、助成が約29万円でした。これは残業代や手当をふくめた数値ではありますが、日本の中心地ということもあって、全国平均を大きく上回っています。
一方、労働時間は全国平均よりわずかに低く、男性が170時間、女性が165時間という結果に。
月20日出勤で考えると8時間を超えており、保育士の労働時間は長めです。前年度は男性174時間、女性167時間となっており、男性の時間がわずかに下がった一方で、女性の時間がわずかながら上がっています。
東京で保育士をするメリット
東京で働くメリットは、やはり給与の差でしょう。さらに東京都では保育士の人材確保のため、キャリアアップや資格取得を支援したり、補助金を出したり、保育士の子どもが保育所へ入所したときに費用を一部負担したりと、精力的に取り組んでいます。
理想の働き方や保育方針を定めることも大切ですが、自治体の補助や給与をより重点的に見るのであれば、東京都で保育に関わる仕事を検討するのもよいでしょう。